院長のブログ

2012年9月17日 月曜日

患者さんとの会話①

外来診療していると

 

何気ない患者さんとの会話で、教えられる事が多い。

もちろん、医学的な面以外で・・

 

ある患者さんとの会話・・

患者さんというより、私と同じ医療関係に従事している先輩格。

この方も、私と同じ開業医をしている。

私の専門領域の定期検診を受けに来院されている。

 

この方がすごいのは、開業医をしながら

学会、研究会の発表が際だって多いことだ。

私も年に数回は発表することはあるが

この方は毎月。それも複数回の事も多いそうだ。

 

ある日

「そうとうストレスがかかっているはずですが、それをやり遂げ、継続するパワーの源は何ですか?」

と言った趣旨の質問をしたところ

1日は24時間しかない。出来る事は限られるんだ。」

拍子抜けするような、短い答えでした。

意味するところは、生活の優先順位の上位に研究会発表という

学術活動を置いて、他の事はある程度犠牲にする・・

といった趣旨でした。

 

私はこの答えに、強い感銘を覚えました。

 

翻って、私の場合、52歳になり、30~40代とは明らかに

変化した体力、気力を自覚せざるを得ない、状況でした。

加えて、生きていくために、仕事以外の勉強、専門以外の知識獲得も必須な年代です。

 

最近、勉強の能率がよくありません。

ちょっと前なら、日曜、祝祭日というと、ほぼ終日読書しても

何の問題もありませんでした。

しかし、目の疲れ、読破するスピードの遅れは否めません。

なんとなく焦った感じになったりしていました。

 

1日は24時間しかない。出来る事は限られるんだ。」

わたしは、この言葉を

「無理のない範囲で行動していこう。ただし、ほんの僅かでも日々前進させながら」

と理解するようにしました。

 

一気に気が楽になりました。

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2012年9月12日 水曜日

ジオン注射(ALTA療法)に関して②

ジオン注射治療の基本、原則は4段階注射法と呼ばれています。
 

 

 簡単に言うと、直腸粘膜に存在する内痔核を4つのコンパートメントに分けて、満遍なく、痔核全体にジオンを注入する、という意味です。
 

 最後の第4段階目は、直腸粘膜の下端で、肛門の皮膚に最も近い直腸粘膜部分です。

 
 
当初、ジオン注射治療は直腸粘膜部分だけに投与可能で、肛門皮膚部分には不可能とされていました。

 

困ったことに、ジオン注射を含めた外科的治療が必要な内痔核は、肛門皮膚にも痔核を伴っているのが殆どです。

このような患者さんは、従来通り、手術で切除しなくてはいけませんでした。

 
しかし、近年では、今までは不可能とされてきた肛門の皮膚部分の痔核にも、ある程度ならジオン注射をしても問題が無いばかりか、肛門皮膚の弛みも改善する事が分かってきました。

 

新たに注射する肛門皮膚の痔核は、注射の順序で5番目にあたるので、これを5段階注射法と呼んでいます。

 

肛門皮膚の弛みの程度によりますが、ジオン注射治療の守備範囲が広くなっています。

 

今でも、全国の肛門科医師が、さらなる工夫を凝らして、新たな投与法、器具の開発に挑戦しています。

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2012年8月29日 水曜日

日本の将来・・・

私は、現在52歳になりました。

 


 今は、毎日、楽しみながら、仕事の打ち込んでいますが

人生の折り返し地点を過ぎたことは確かです。

 

早晩、社会のお世話になって生きていく状態が必ずやってきます。

 

日本の将来が気になります。

財政問題、外交、食糧、領土、少子高齢化、原発問題、震災復興・・・

考えると頭が痛くなります。

 

たとえば財政問題。

日本のGDP500兆円前後として、普通国債レベルの債務残高が1000兆円弱。

GDP2倍を超える債務残高は、先進国の中でも最悪の状態。

世界中でも2番目に悪い状態と言われています。

 

現在は、超低金利で、住宅ローンを組むには良いのかも知れませんが、

貯金をしても利息が付きません。

かりに1%金利が上がって、貯金に利子がつくようになったとしても

今度は国債の返済が利回り部分だけで、元本が全く返済できなくなってしまう状態になってしまうそうです。

 

日本の財政問題に関しては

「日本は、世界最大の対外債権国だから大丈夫」

「日本の技術レベルは世界トップレベルだから大丈夫」

といった、意見があります。

これに対して

「国債暴落、ハイパーインフレ」

IMF管理下」

「経常赤字が常態化したら危険」

といった、意見もあります。

 

事の真偽は、私には判断できません。

 

万一、破綻とまでは行かなくても、財政がのっぴきならない状態になれば、

私が、一翼を担っている医療も、年金も大きな停滞を強いられると思います。

 

我々の生活は、根底から覆されます。

 

政治家だけに任せて、解決できる問題ではなさそうです。

 

我々、国民も覚悟を持って、生活する必要があるのかも知れません。

 

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2012年8月19日 日曜日

手術に使う道具・・その1

日々、肛門疾患の日帰り手術に取り組んでいる。

 

日帰り手術だからと言って

簡単に手術をする訳ではない。

すべての面で入院治療と、同等でなくてはならない。

 

このような事が可能になった背景には

手術機器(道具)の性能向上がある。

 

当院の場合は、超音波メスを多用、重視している。

超音波の振動で組織を切る機械である。

電気メスのように、高温にならないので、組織の損傷が少ない。

止血効果も高い。

 

内痔核の日帰り手術では、得に高い止血効果が求められる。

術後、通常業務活動に戻った時に、出血してしまう、

いわゆる術後出血は許されない。

この意味で、超音波メスの貢献度は大である。

 

我々、医師自身の手技向上に向けた不断の努力が必要なのは

言わずもがな、であるが

体に優しく性能も良い、医療機器を開発する

医療機器メーカーの努力に感謝したいと思う。

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2012年7月22日 日曜日

ジオン注射(ALTA療法)に関して①


ジオン注射(ALTA療法)が保険適応になり7年余り。

膨大な数の症例も集まり、安全性、有効性は確立された、

といって間違いない。

 

私の場合、手術が適応になる患者さんも、

手術だけで治療をするのではなく、 

ジオン注射(ALTA療法)を可能な限り併用するようにしている。

 

手術に伴う切除範囲が大幅に縮小できる。
痔は良性疾患なのだから、切除する範囲は小さいほうが良いと思う



 

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