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痔瘻(あな痔)の日帰り手術

痔と一言に言っても、内痔核、裂肛、・・・と色々な疾患が含まれます。基本的に痔は良性疾患ですので、患者さん本人が「治療したくない」とおっしゃれば、それでも仕方ない、という事になります。

しかし、痔瘻だけは話が違ってきます。痔瘻は、慢性的に炎症を起こし、最終的に痔瘻癌になる可能性があります。
従って痔瘻の診断がついた場合、治療の必要があります。
治療には手術しかありません。

勘違いしてしまう患者さんがいますが、痔瘻にはジオン注射(ALTA療法)は無効です。
痔瘻には、以下の手術方法があります。

1:切開開放、2:くりぬき法、3:シートン法、4:LIFT法を採用しています。

1:切開開放

痔瘻は瘻管という炎症によって出来た道が、括約筋という筋肉の中を、筋肉に埋もれた状態で存在する病気です。
治療の目的は、瘻管を切除し、2度と細菌が入り込まないようにすることです。

この瘻管をどのように切除するかで、治療法が変わってきます。切開開放術式は、括約筋という筋肉を切開し、瘻管を露出し取り除く方法です。根治性も高く、再発率も少ない良い方法です。

しかし、僅かとは言え、括約筋を切開することで、便失禁を来たす可能性がでます。

1:切開開放

引用元:肛門部疾患最前線

2:くりぬき法

その名の通り、括約筋の中を埋もれて貫通している瘻管を、筋肉を切開せず、瘻管だけをくりぬいてしまう方法です。筋肉のダメージは少なく、術後の便失禁もほとんどありません。

ただ術後、完全に傷が乾くのに時間を要するのと、術後早期に下痢をすると再発する可能性が高まります。術後の排便コントロールが重要です。
僅かとは言え、術後に便失禁する事の方が、はるかに精神的肉体的ダメージは大きいです。

治癒に多少の期間がかかるのは仕方ないと考えています。

2:くりぬき法

引用元:肛門部疾患最前線

3:シートン法

基本的には、切開開放術式の変法と言う事が出来る。一気に筋肉を切開せず、瘻管の中に、輪ゴムを挿入します。数週間に1度、輪ゴムを絞めこんでいきます(増し絞め)。絞めこんだ分だけ、瘻管と括約筋がともに切開されることになります。
数週間経過したら、更に輪ゴムを増し絞めします。すると新たに、瘻管と筋肉がゆっくり切れていきますが、その間に先に切開した筋肉が癒合し治癒していきます。

切開と治癒が同時並行で進むので、再発が少ない方法です。

3:シートン法

3:シートン法

引用元:肛門部疾患最前線

4:LIFT法

相当する良い日本語が無いのですが、Ligation of Intersphincteric Fistila Tract)の頭文字をとったものです。
難しくなるので、なるべく簡単にわかりやすく説明したいと思います。

先ほどから記述している様に、痔瘻は、瘻管という管が、括約筋の中を埋もれて走行している状態です。括約筋には肛門皮膚に近い外肛門括約筋と直腸に近い内肛門括約筋に分かれます。
瘻管を①肛門皮膚から外肛門括約筋までと②内肛門括約筋と外肛門括約筋に挟まれた部位に分けて、別々に切除する方法です

4:LIFT法

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